HUIONの左手デバイス、Keydial mini を購入してみました。
iPadでの使用感などを紹介します。
Keydial mini とは
HUIONという液タブなど展開しているメーカーの液タブ用左手デバイスです。
基本的に、こういったデバイスはMacやWindowsで利用することを前提としていますが、Keydial mini は iPad にも対応しているということで、購入してみました。
普通のテンキーにダイアルを追加したようなデザインになっており、薄型軽量です。
仕様
Huion Keydial mini
キー:18個、ダイアル
接続:Bluetooth、有線
バッテリー:1200mAh(連続70時間)
寸法:146 x 92.9 x 10.8 mm
重さ:115g
外観
本体、USBケーブル、説明書、アイコンシールが付属していました。
見た目の質感が良い。軽量で持ち運びも苦になりません。
ロゴは電源を入れると光り、有線だと赤、Bluetoothだと青になります。PC側のアプリで消灯など設定変更可能。
ダイアルが出っ張っていますが、フラットな形状です。
背面はゴム脚付き。傾斜を付けられるようにはなっていません。
テンキーと見た目が似ているので、iClever IC-KP08 と比較
サイズ感は少し、Keydial mini の方が大きめ。
iCleverのテンキーは内部に鉄板があり少し重く、Keydial mini はそれがない分、軽量。
設定について
右横の電源ボタンを入れると「Keydaial mini-750」が検出できました。
問題なくペアリング完了。
次に、iPad用の専用アプリをインストール。
Bluetoothペアリングしていると、アプリ上で接続しているKeydaial miniを検出、設定できます。反応しない場合は、右横の電源ボタンを押すと出てきます。
プリセット
はじめからいろんなアプリのプリセットが準備されています。ClipStudioもありました。
カスタマイズ
利用可能なキーカスタマイズは以下
一通り設定が可能ですが、なぜか記号類がありません。一応、プリセットで探すとあったりするので、そこから設定すれば使用可能。しかし、カスタマイズやプリセットにないキー(テンキーの数字キーなど)は使用不可。
(私が見つけきれていないだけ?)
使ってみて気づいたこと
良いところ
ダイアルが操作が快適
重くなく、カチカチという感触があり快適。
キー同士の同時押し可能
テンキーなどの片手デバイスは同時押しに対応してなかったりするので、これは嬉しい。修飾キーなどを割り当てて同時押しで別のツール操作をしたりなど夢が広がりますね。
気になるところ
iPadではダイアルの切り替えはできない
PCではダイアルの割り当てを3パターンに切り替え可能でしたが、iPadアプリにはその設定は見つからず、1パターンしか割当てできませんでした。PCと全く同じ設定はiPadではできないようです。
キー登録はアプリ上に表示されているキーのみ
個人的に困ったのは、アプリ上に表示されているキーのみしか登録できないことです。
(記号についてはプリセットから抜き出すことが可能。しかし、テンキーなどはプリセットに存在しない)
元々テンキーを左手デバイスとして使っていたので、設定をそのまま使えずショック。
普通の数字キーはありますが、テンキーとは異なるんですよね。
キーとダイアルの同時押しは不可
「Shift」などを割り当てたキーを押しながら、ダイアル操作をしてもダイアル操作のみが有効になります。ダイアルの切替ができないため、同時押しでカバーしようと思いましたが断念。キー同士は同時押しが有効なのに残念。
まとめ
Keydial mini をiPadで使ってみましたが、薄いので持ち運びの苦がなくダイアルもあるのでとても快適。
一部設定できないキーがありますが、それが問題なければコスパもよくおすすめです。iPadで片手デバイスを探している方はKeydial miniを検討してはいかがでしょうか