iPadで使う用にテンキーをいろいろさがしているのですが、今回は表計算ソフトに強いオリジナル配列のBluetoothテンキー「MCO TENBT03」を購入してみました。
エクセルをよく使うので。
Bluetooth 十字キー付きワイヤレステンキー [TENBT03]とは
ミヨシが親会社のナカバヤシと合併し、ブランド名が「MCO」に変更なっているようです。その「MCO」のBluetoothテンキー。
表計算ソフト用で、通常のテンキーとは異なるキー配置。
「Shift」「Alt」「Ctrl」など修飾キーや「F2」「F4」などのファンクションキーもついていたりとExcelに特化したキーが並んでいます。
※2.4GHz方向キー付きワイヤレステンキー [TEN24G02]は専用レシーバーのタイプで似ていますが、接続方法と微妙にキー配列も異なります。
仕様
機種 | TENBT03 |
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サイズ |
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カラー |
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連続使用時間 | 145時間 |
接続可能台数 | 3台 |
接続方式 | Bluetooth5.3 |
キー数 | 36キー |
キーピッチ | アイソレーションパンタグラフ方式 |
対応 |
外観
通常のテンキーと異なり、左側に修飾キーやファンクションキーがあります。また、右側上部に「(」「)」があり、関数やプログラミングの入力に便利です。
打鍵感は普通のノートPCと同じような感じ。
裏面に「ペアリング方法」が書いてます。これは助かりますね。
上部に厚みがあり、若干の傾斜があります。高さ調節は不可。
背面に電源スイッチと充電用のUSB-C端子があります。
購入したテンキーをいくつかと比べてみました。
やはり、「TENBT03」のキー配列は特徴的ですね。
個人的な感触の印象は以下。
質感の良さ・・・「IC-KP11」>「IC-KP08」>「TENBT03」>「IC-KP10」
静音性 ・・・「TENBT03」>「IC-KP11」=「IC-KP08」>「IC-KP10」
打鍵感 ・・・「IC-KP11」=「IC-KP08」>「TENBT03」>「IC-KP10」
iPadでの利用について
英語キーボードとして認識されてしまった場合の対処法
接続した際に、「(」等が正しく入力できない事象が発生。設定を確認したところ「ANSI(米国)」となっており、日本語キーボードと認識されていませんでした。
TENBT03は日本語版のため、iPadと接続するときに以下のように「JIS(日本)」に設定する必要があります。
①「設定」アプリを開き、「一般」→「キーボード」の順にタップ
②「ハードウェアキーボード」をタップ
③「キーボードの種類」をタップ
④「JIS(日本)」に設定する
これでキー印字通りに入力できるようになりました。
iPadでのキーの反応について
- Numlockは反応せず、「Home」「End」「PageUp」「Page Down」等は入力不可
- 「F2」「F4」は反応する
- 特殊キーの反応は以下(クリスタのショートカット登録で確認)
「(」 ・・・ 「Shift」+「8」
「)」 ・・・ 「Shift」+「9」
「=」 ・・・ 「Shift」+「-」
「00」 ・・・ 「Num0」2回
「半/全」・・・「ctrl」
良いところ
- 打鍵音が静か
- 修飾キーが使える
- 「F2」「F4」「(」「)」キーがある
- 3台接続し、切り替えられる
- 薄くて軽い
気になるところ
- キーに凹みがあるが、MX KEYSほどではなく、フィット感はそんなにない
- 「TEN24G02」と異なり、「,」キーがない
- 黒しかない
- iPadやMacではNumlockに対応してない(「Home」「End」「PageUp」「Page Down」が使えない)
- iPadやMacでは「電卓キー」は使えない
- 日本語配列のため、おそらく英語キーボードと併用できない
- 「Alt」「Ctrl」「Shift」の配置がいまいち。(慣れの問題?)
総評
薄くて軽いので持ち運びが楽。修飾キーでいろんなショートカットを割り当てられるのが便利ですね。いくつか気になる点はありますが、修飾キーなどが使いたいならこのキーボードが最適ですね。
打鍵感もノートパソコンのような感じで音もうるさくなく、オフィスでも気にせず使えます。
エクセルなどの表計算ソフトだけではなく、プログラミングやCAD、3Dソフト、デザインソフト等色々な用途で活躍しそう。