新しいiPadProが発表されましたね。
薄型や軽量化、有機ELなどなかなか魅力的のある内容となっています。
しかし値段も高額。今回は、今使っている iPad Pro 12.9インチ2021モデルと、新しい iPad Pro 13インチと比較し買い替えるべきか検討してみることにしました。
比較
※iPadPro12.9インチ(第5世代)は256GBモデルの場合
※Wi-Fiモデル
機種 | iPad Pro 13インチ (M4) |
iPad Pro 12.9インチ 第5世代(M1) |
|
---|---|---|---|
カラー | 1TB or 2TB | 256GB or 512GB | 64GB~ |
カラー | スペースブラック/シルバー | スペースグレイ/シルバー | |
画面サイズ | 13インチ | 12.9インチ | |
本体サイズ | 高さ:281.6mm 幅 :215.5mm 厚さ:5.1mm 重量:579g |
高さ:280.6mm 幅 :214.9mm 厚さ:6.4mm 重量:684g |
|
バックライト | タンデムOLED | Mini-LED | |
ディスプレイ | Ultra Retina XDR | Liquid Retina XDR | |
解像度 | 2,752 x 2,064ピクセル 264ppi |
2,732 x 2,048ピクセル 264ppi |
|
輝度 | 最大1,000ニト | 最大600ニト | |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | 1,000,000:1 | |
リフレッシュ レート |
ProMotionテクノロジー | ProMotionテクノロジー | |
チップ | M4 | M1 | |
CPU | 10コアCPU | 9コアCPU | 8コアCPU |
GPU | 10コアGPU | 8コアGPU | |
メモリ | 16GB RAM | 8GB RAM | 8GB RAM |
カメラ | 12MP広角カメラ - 4Kビデオ Pro Res |
12MP広角カメラ 10MP超広角カメラ 4Kビデオ - |
|
フロントカメラ | 12MP超広角カメラ(横向き) | 12MP超広角カメラ | |
メディア エンジン |
ハードウェア アクセラレーテッド 8K H.264、HEVC、 ProRes、ProRes RAW ビデオデコードエンジン ビデオエンコードエンジン ProRes エンコード/デコードエンジン AV1デコード |
ハードウェア アクセラレーテッド H.264およびHEVC - ビデオデコードエンジン ビデオエンコードエンジン - - - |
|
スピーカー | 4つ | 4つ | |
マイク | 4つ | 5つ | |
Wi-Fi | Wi-Fi6E | Wi-Fi6 | |
Bluetooth | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.0 | |
Apple Pencil Pro | 〇 | - | |
Apple Pencil (第二世代 |
- | 〇 | |
Apple Pencil (USB~C) |
〇 | 〇 | |
Apple Pencil のホバー |
〇 | - | |
Magic Keyboard | iPad Pro(M4)用 大きなトラックパッド ファンクションキーやESCキーあり |
Magic Keyboard | |
Smart Keyboard Folio |
- | 〇 |
スペックダウン
- 10MP超広角カメラ廃止
- マイク4つ → 5つに減少
- 過去のアクセサリ使用不可
全てにおいて、性能が向上しているのかと思いきや、廃止されている機能もありました。超広角カメラがなかったり、マイクが少なくなっていたり。
iPadでは必要ないと判断されたのかもしれませんね。iPhoneで撮影を連携できるみたいですし。
私もiPadで写真を撮るのはスキャナ昨日を使ったり、メモ用などに画像保存するために取るくらいなので、超広角カメラは使ってないですし、動画撮影もしてないです。
スペックアップ
- サイズが大型化、薄型化
- タンデムOLEDに変更
- M4チップに変更
- インカメラ位置変更(より横向きで使いやすく)
- Wi-fi6 → Wi-fi6Eに変更
- Bluetooth5.0 → Bluetooth5.3に変更
- ApplePencilのホバーが使える
- 新しいApplePencil Proが使える
- 新しいMagicKeyboardが使える(トラックパッド大型化、ファンクションキー等追加)
M4iPadProでよくなっているのはやはり薄型化。また、OELDで画面の綺麗さが向上したことですね。コントラスト比も倍になり黒が引き締まって見え、動画視聴やゲーム。創作活動も捗りそう。
iPad Pro 13インチ M4 に買い換えることによるメリットデメリット
メリット
- 薄くて軽い・・・薄くて軽いと、すぐに使いたくなります。すぐに使いたくなることは生産性の向上に直結します。
- パフォーマンスの向上・・・ M4チップは2021年モデルのM1から3世代も変わるので、性能もかなり向上しています。
- 画面の綺麗さの向上・・・タンデムOLEDで引き締まった黒と鮮やかな色彩が楽しめます。
- カメラ位置が横にある・・・カメラが縦ではなく横についていることでFace IDの認証がスムーズでストレスが減ります。iPadPro12.9インチのサイズともなると、基本横向きでの使用になります。横向きにするとFaceIDの認証がスムーズにいかないことが多かったので。
- ApplePencil Pro が利用可能 ・・・ 機能追加されたApplePencil Proをりようできます。個人的には探す機能と触覚フィードバックが気になっています。
- 新しいMagicKeyboardが使える・・・新しいMagic Keyboardは「Esc」キーがあります。今までのMagic KeyboardやSmartKeyboardFolioはスペースキーがないんですよね。個人的に「Esc」キー多用するので羨ましい。「⌘+.」で代用できますが、やはり「Esc」キーは欲しい。
デメリット
- 価格 ・・・ とんでもなく高くなっています。どんどん手を出しづらい価格になっていく。。
- アプリの最適化 ・・・ 新機能などはすぐにアプリ側は対応できないと想定されるため、買い替えても新機能の恩恵を受けれない可能性があります。
購入する価値があるかどうか
M4 iPad Pro 13インチは、性能、タンデムOLED、ApplePencilProなどの優れた面が多くあります。しかし、高価なため、いったん冷静になって金額を調べてみました。
※Wi-Fiモデル、標準ガラス、ApplePencil、MagicKeyboardを選択した場合
・256GB に買い換えた場合の費用・・・300,400円
・1TBに買い換えた場合の費用 ・・・ 404,400
え、何この金額。。
M4 iPad Pro 13インチを購入すべき人
- 高性能を求める人 ・・・ グラフィック設計やビデオ編集などの高性能なタスクを行う人は、M4 iPad Pro 13インチの高速な処理能力を活かすことができます。
- 色精度や明るさに重点を置く人 ・・・ タンデムOLEDの採用により、色の再現性や明るさが向上しています。写真の編集など、色に敏感な作業を行う人にとって魅力的です。
- 現在のApplePencilに不満がある人・・・強化されたApplePencilProは最新のiPadProやiPadAirしか対応していません。ApplePencilProを使いたい人は買い替える必要があります。
M4 iPad Pro 13インチを購入すべきでない人
- 予算に制約がある人 ・・・ M4 iPad Pro 13インチはものすごく高価。予算が厳しい人は無理をしない方が良いと思います。
- 軽いタスクしか行わない人 ・・・ インターネット・SNSや動画視聴などの軽い作業しか行わない人は性能を生かせないため、他のiPadを選ぶべきです。
- 現在のデバイスで十分満足している人・・・ 現在のiPad Pro 12.9インチで十分なパフォーマンスや機能を得ている場合は、すぐに購入せず実機を確認したり、対応アプリやiPadOSの対応を確認してからでも良いと思います。
結局どうするか
いろいろ調べてみましたが、結局は今のiPadに不満があるかどうかにつきると思います。実際私の場合は、いつも使うclipstudioでパフォーマンスに問題が発生することもあるため、検討の余地はあると思っています。(特にメモリ不足が不満。でも1TBはちょっと高すぎて無理かも・・・)
しかし、clipstudioはすぐに新しいiPadProやApplePencilProの機能に対応できるわけではないと思われます。
とても魅力的ですが金額が金額なため、すぐに飛びつかず、もう少し様子見をして魅力的な機能追加があれば買い替えを再検討しようと思っています。
・・・実機を見て衝動買いしてしまう可能性もありますが。。