Windows10搭載液晶タブレット「Wacom MobileStudio Pro 16」がリニューアルし、10/18(金)に発売予定です。今回は「Wacom MobileStudio Pro 16」新モデルのスペックと前モデルからどのくらい良くなったか、買い替えの必要があるか調べてみました。
ちなみに以下のWacom公式ストアで初回購入特典として、2本指グローブ付きでお得な価格で販売されています。Amazonよりお買い得ですよ。
- Wacom MobileStudio Pro 16 (2019) とは
- Wacom MobileStudio Pro 16 (2019) は買いか?
- 2019年モデルと2016年モデルの比較
- 旧モデルと新モデルの違い
- 比較の結果
Wacom MobileStudio Pro 16 (2019) とは
Windows10搭載液晶タブレットです。液晶タブレットとは、液晶に専用のペンで操作しPCでイラストを描いたりできるものです。普通の液晶タブレットは、周辺機器でありPCに接続することで動作します。しかし、MobileStudio Pro はWindowsを搭載し、単体で動作することができます。さらにバッテリーを搭載しているので、外出先でも作業できます。
そんなのiPadで十分と思われる方もいるかもしれませんが、MobileStudio Pro の利点はWindowsを搭載していることです。iPadOSでは使えないWindowsのソフトが多数あり、使い勝手は抜群です。
Wacom MobileStudio Pro 16 (2019) は買いか?
結論から言うと、すでに MobileStudio Pro 16 を持っている方で、処理速度に不満のない方は買い替えは不要です。
仕事目的で購入を検討しており、大きい画面の液タブPCが欲しい方は買いです!
しかし、画面が小さくてもよい方は MobileStudio Pro 13 の新モデルを待った方が良いです。
その理由について旧モデルと比較しつつ確認してみます。
2019年モデルと2016年モデルの比較
旧モデルはスペックが異なる2機種(DTH-W1620HK0、DTH-W1620MK0)が存在しましたが、新モデルは1種類のみとなっています。
スペックの高い DTH-W1620HK0 に近いので、そちらと比較しました。
MobileStudio Pro 16 | |||
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型番 | DTHW1621HK0D (2019) | DTH-W1620HK0 (2016) | |
OS | Windows 10 Pro | ||
CPU | Intel Core i7-8559U (2.7GHz) | Intel Core i7-6567U (3.3GHz) | |
GPU | NVIDIA® Quadro® P1000 4GB GDDR5 | NVIDIA® Quadro® M1000M 4GB GDDR5 | |
ストレージ | 512GB SSD ※PCIe Gen3x2 M.2 2280 NVMe |
512GB SSD | |
メモリ | 16GB | 16GB | |
メモリ拡張スロット | 空きスロット1 (2スロット合計最大32GB) |
- | |
ワイヤレス | Wi-Fi IEEE 802.11 ac | ||
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.1 | |
バッテリー 連続駆動 |
最大5.0時間 | ||
充電時間 | 最大3時間 | 2.5時間 | |
表示サイズ | 15.6型 | ||
最大表示 解像度 |
UHD(3840 x 2160) | ||
最大表示色 | 1677万色 | ||
色域 | AdobeRGB カバー率 85% CIE1931(標準値) | CIE1976 AdobeRGB カバー率 90% CIE1976 AdobeRGB 面積比 94% CIE1931 AdobeRGB カバー率 85% CIE1931 AdobeRGB 面積比: 94% |
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ペン | Wacom Pro Pen 2 | ||
筆圧レベル | 8192レベル | ||
傾き検出 レベル |
±60 レベル | ||
接続ポート | USB Type-C(USB3.1 Gen2) ×1 Thunderbolt 3 ×2 ヘッドフォン端子 SDXCカードリーダー |
USB type-C×3 ヘッドフォン端子 SDXCカードリーダー |
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カメラ | フロント:5Mピクセル バック :8Mピクセル |
フロント:5Mピクセル バック :8Mピクセル |
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スタンド | 折りたたみスタンド 3段階調整(16°/30°/43°)/着脱式 |
折りたたみスタンド 3段階調整(22°/35°/50°)/着脱可 (別売) |
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重量 | 2.10kg | 2.02kg | |
外寸 | 417.95 x 261.6 x 21.2 mm (グリップパッドを含む) |
417.95 x 261.6 x 19.2 mm (グリップパッドを含む) |
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構成 | Wacom MobileStudio Pro 16本体 Wacom Pro Pen 2(消しゴム付き筆圧ペン) ペンケース(芯抜き搭載、替え芯(通常芯2本、フェルト芯1本)付属) カラーリング ペンホルダー ACアダプタ (1.8m) 電源ケーブル (1.0m) モバイルスタンド クイックスタートガイド クリーニングクロス レギュレーションシート *電源ケーブルは他に2本(合計3本)同梱しています。 |
Wacom MobileStudio Pro 16本体 Wacom Pro Pen 2(消しゴム付き筆圧ペン) ペンケース(替え芯(通常芯2本、フェルト芯1本)付属) カラーリング ペンホルダー ACアダプタ(1.8m) 電源ケーブル(1.0m) クイックスタートガイド クリーニングクロス レギュレーションシート 保証書 |
旧モデルと新モデルの違い
良いところ
- メモリとSSDが換装可能
なんといっても、メモリとSSDが換装可能となっているところがうれしいですね!増設が自分でできるのは良いです。
- 性能が向上している
明確に異なる点としては、CPU、GPUが新しいものになっています。CPUは前モデルと比べ、コア数が2コア→4コア、スレッド数が4→8となっており、性能がアップしています!
- 折りたたみスタンド付き
また、旧モデルは折りたたみスタンドが別売でしたが、新モデルは標準でついてきます。これはうれしい点ですね。
いまいちなところ
- 値段が高い
現時点でAmazonでの価格は40万です。確かに4Kでこのスペックだと高いのもうなずけますが。。ちなみに、旧モデルでも35万ほどします。プロ仕様のため、仕事で必要な人が購入するものですね。
比較の結果
CPUの性能が上がっているため、前モデルよりも処理速度が向上していると思いますがペンタブとしての機能や画面は旧モデルから変化していないようです。
すでにMobileStudio Pro を持っている方で処理速度に不満がなければ買い替える必要はなさそうです。しかし、処理速度に不満がある場合には買い替えるメリットがおおいにあります!
しかし、MobileStudio Pro を持っておらず購入を検討されている方は、値段が40万超えと高額のため、旧モデルの在庫があればそちらも検討してみるのも良いかもしれません。(それでも5万程の差なので、最新機種の方がよいのかも・・・)
2019/10/17時点では Amazon で旧モデルの在庫がありました。
また、画面がもう少し小さい方が良い方は Wacom MobileStudio Pro 13 も新しいモデルが後日発売予定となっていますので、そちらの発表を待ってみるのもよいと思ます。
以上です。みなさまの参考になれば幸いです。